新しい政治

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今日安倍内閣が総辞職して菅新総理が誕生しました。安倍さん七年八か月お疲れさまでした。賛否両論ありましたが歴代最長の内閣でした。この内閣が八年近くも続いたのはやはり野党のだらしなさだったと思います。この八年あまりの間六度くらい国政選挙がありましたが、一度も与党自民党に勝てませんでした。民主党政権以降野党はどの方向性に国民を導ければいいのかまるで分かってないような気がしています。何度もくっついたり、離れたり、小池さんについていったり・・去年の参議院選挙に至っては出来たばかりのれいわ新選組にイニシアティブを握られているようなイメージさえ受けました。今回も新しい立憲民主党や国民民主党がうまれて離れていたものがまたくっついた印象が拭えません。野党は党勢を拡大したいなら今度こそ挙党体制をしっかりつくらないといつまでたっても与党自民党に一矢報いることができないと思います。それプラス自民党に代わる新しい政治の形を具体的に、現実的に有権者に訴える事が出来るような体制づくりが求められているような気がします。その道筋を作らなれば野党の存在意義が失われると思っています。多様性を認める社会を実現するなら今度こそ組織は腰を落ち着ける時です。

地元の為に働くのか?国の為に働くのか?

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  昨日自民党総裁選挙で菅官房長官が当選し、菅さんの出身地域の秋田県が喜んでいるというニュースを聞きました。それを聞いて国と地方の関係を考えてみました。

 毎年、一月に地元の国会議員が国政報告会をしたり、新年互礼会を催したりしています。その場で話される内容は先ず第一にいかに自分が自分の地元に国の予算を持ってきたかを話すわけです。また国の予算が下りれば自分の選挙区で道路や橋といったインフラ整備やはたまたちょっとした箱ものも作ることが出来るわけです。

 選挙区の国会議員に対する評価というのは地方の場合どれだけ自分の選挙区に国の予算なり公共事業なりを持ってくるかで決まるのです。それをより多く持ってこさせる為に与党の議員の当選回数を上げて国や党の役職につけるようにするのです。現に自民党では当選回数何回で入閣など慣例があるのもその為かもしれません。実際自分も何度も地元の国会議員が入閣した際地元に入ってくる国の予算が増えた話は聞いていますし、それによって地元のインフラ整備が加速したのも事実です。実際上越新幹線も角栄さんのお力添えで出来たのですから。ですから地元の国会議員に対する評価と言うのはいかにして国の予算を持ってくるかで決まってくるわけです。

 今地方自治体で自分たちの財源だけでその地域を回せるのは東京だけだと聞いたことがあります。大都市以外の地方自治体はどこも苦しい状況でそれを穴埋めするために国からの補助金に依存しています。つまり財政状態が悪い地域ほど自民党べったりの地域になってしまう可能性があるのです。国会議員に求める者の違いが政治に対する考え方に大きな隔たりがあるような気がします。