裸のムラ

シネモンドで裸のムラを見てきました。

先日金沢のシネモンドで裸のムラと言う映画を見てきました。この映画石川県の政治風土とそこに暮らす人たちのドキュメンタリー映画です。出てくる人は谷本前石川県知事、石川県選出の森元総理、現石川県知事の馳知事、そしてこの石川県に暮らす人々としてイスラム教徒の松井、ヒクマさん一家。主に車で生活しているバンライファ―の中川さん一家です。そして監督は富山市議会の汚職を描いたドキュメンタリー映画「はりぼて」を作った石川テレビの五百旗頭幸雄記者です。見た感想は一言でまとめるとこの石川県で自分の意志や考えで自由に生活するにはそれ相応の能力、スキル、覚悟が必要なのだと感じました。そして映画を見ている最中色々な言葉が思い浮かんだのでそれを今から一つずつ語ってみようと思います。

まず思い浮かんだ言葉は郷です。ことわざに「郷に入れば郷に従え」と言うのがありますが、辞書で郷を調べてみると

①さと。むらざと。いなか。「近郷」「在郷」 ②ふるさと。生まれたところ。「郷里」「故郷」 ③ところ。場所。「異郷」「仙郷」「理想郷」 ④昔の行政区画の一つ。いくつかの村を合わせた地域。とあります。そしてもう一つ「郷に入れば郷に従え」ですが

その土地(又は社会集団一般)に入ったら、自分の価値観と異なっていても、その土地(集団)の慣習や風俗にあった行動をとるべきである。

この意味からこの映画でも大きなキーワードになっている同調圧力を思い浮かべました。石川県はこのことわざの意味が日本でも屈指の強さを持っていると思います。そして個人の自由よりもその土地、集団の慣習や風俗に合わせることに重きを置いているのです。その考え方そのものが同調圧力であり、この考え方で地元企業、組織、そして政治の場に色濃く反映されており、県民性と言うのは極めて封建的、そして映画のテーマでもあるパターナリズムの意味合いが強いのです。その結果政治的に生み出された結果として保守王国、中西県政の31年、谷本県政の28年、森政権の誕生なのだろうと思います。

もう一つの言葉は我です。この映画で言えば県内で様々な偏見にさらされながらも俵屋の飴を作りながらでもイスラム教徒の義務である礼拝を欠かさない松井さんや地元の組織に属せず自分で仕事をしている中川さんのイメージです。特に松井さんは他から何を言われてもイスラム教徒として自分の我を通していると思いました。広い意味で言えば中川さんも仕事で自分の我を通しているのだろうと思いま

郷に従わず我を通し、働き、生活するにはそれ相応の覚悟や能力、スキルがいる。

この二つの言葉郷と我、そしてここにもうひとつ忖度を付け加えれば石川県において郷に従うということは既存の有力者、権力者に忖度することだろうと思うのです。この忖度は石川県の地元企業、組織に身を置いて働き、生活するにはある程度は受け入れなければないと感じました。この映画のタイトル「裸のムラ」ですが、この県内の企業で働き、生活する人達にとってはたとえ既得権益によって自分より会社や組織で上の立場にいようがいまいが忖度を我慢して受け入れている側面があるのではないかと思うのです。本音では王様は裸だと言いたいのだが建前上は服を着ていると言わざるを得ない。その葛藤を抱えて働いている人間がかなりの数石川県にいるのではないかと思いました。現実は王様は服を着ていようがいまいが王様は王様で。その権威に疑問を持っても石川県民はその疑問から何かを変える、変えた物を見た経験が乏しく、長い権力構造を諦観しているかそれでいいと思ってしまうのだろうと思うのです。そしてこの県民性、同調圧力にどうしても納得、理解出来ない。それを生活、生き方に反映させたいと思いが強い人ほど会社や組織を離れ、自分の能力、スキル、学歴等を仕事の糧として生活したいと願い、起業やフリーランスに挑戦しているのではないかと感じました。ただ自分がこの映画を見ている中でひしひしと痛感したのはこの働き方、生き方でこの石川県で働き、生活していくのはかなりの高い能力やスキル、学歴が必要だなと感じたのも事実です。映画の中でバンライファ―の中川さんの奥さんが「生計を立てるまで大変だった」という言葉が胸に響きました。

理想は自由に本音で働き生活したい。しかし現実は上の人間に対して忖度せざる得ない。

話の本筋からはやや離れますが個人的に十年ほど前からSNSで起業したり、フリーランスで活動している人に交流を持つことが増えています。その人たちに起業やフリーランスに至った経緯を聞くと石川県内の地元企業で働いてみたが、世襲、同族の会社だらけでそんな会社しかなく上の人間に尊敬が感じられない、いい上司を求めて転職してもそんな会社ばかりだから自分で起業した、会社を興した、フリーランスになったという考えも聞いたことがありました。この言葉を聞いてこれが石川県の現実なんだと感じたのも事実です。ただし起業してもうまくいかずこのような体質の地元企業で我慢、妥協して働いている人間も相当数いるような気がしました。

もう少し忖度抜きで自由に地域や政治を語る自由が欲しい。

このような妥協して県内の会社、組織で働いている人たちは既存の権力構造に忖度を受け入れざる得ないので地元の政治やまちづくりに対して自由な意見や考えが忖度の前に尊重されずぞんざいな扱いを受けているような気がします。そのような体質だから反省で二人しか知事が出なかったりするのだろうと感じました。ただ石川県民の場合、このような県民性からやや客観的に自分の県なり、地域を見る目が足りないのも現実として感じています。もう少し自由に地域や地域社会を語る自由があってもいいと感じました。ただ映画館を出て、自分の地元に置ける社会の居場所にその現実に目を覚まされたのも事実です。

何故投票率を上げるのか?

暑い日がつづく石川県ですが、参議院選挙の投票日まであと一週間を切りました。その中野々市のお店で投票に行った写真を見せればドリンクが一杯無料になるということで行ってきました。自分は昨日あたり期日前投票を済ませました。

 自分も何回か選挙の演説を聞きましたが、与党、野党問わず今回の選挙で訴えているのは投票率のアップです。特に石川県は知事選挙、金沢市長選挙、参議院補欠選挙と立て続けに続いたため与党、野党とも選挙疲れが見えるようです。

この石川県、保守王国と言うことで投票日の20時に結果が出そうですが、今回の選挙は珍しく六人も候補者が立候補しました。この状況は石川県だけではなくて日本全体で自民や公明、立憲、共産と言った既存の政党の枠にとらわれない形の政党が必要だと言う声の現れじゃないかと感じています。

石川県だけ見ると党の幹部が加賀市に在住している参政党が他の野党の選挙活動よりもかなり勢いを感じています。この政党、与党にも野党にも満足していない無党派の取り込みにかなり食い込んでおり、今回の参議院選挙で全国で一議席くらいは獲得できるのではないかと思っています。

もう一つ何かとお騒がせなNHK党ですが、既存のメディアの在り方とそれに乗りかかる利権の構造には深くメスを入れられると言う点ではそれなりの評価があるのではないかと思います。例えば地上波のテレビはキー局とネット局の関係性などはもうyoutubeでいくらでも壊せますし、現状地上波を見ている人よりもネット関係の動画を見ている人の方が日本でも多いのではないでしょうか?ですからNHK党がNHKの受信料の在り方を批判するのは当面の活動方針であって本当は時代にあったメディアの在り方を作ろうとする動きかもしれません。 石川県も既存の新聞や、テレビ局の情報よりも県民はネットを操って自分に有益な情報を取捨選択して選ぶ時代に入っていると感じています。そこから新しい考え方や多様性が生まれるのかもしれませんね。

さて投票率を与党も野党も上げようと石川県でも躍起になっていますが、与党側すれば投票を呼び掛けることで元々あった組織票の引き締め、そして当選した時の当選の価値を上げる為、野党側からすれば投票を多くの人に呼び掛ける事で選挙に関心のなかった無党派層の取り込みによりより多くの議席の獲得に期待を持っているのだろうと思います。個人的には石川県にも多種多様な考え方が政治にも反映されてもいいのではないかと思っており違う考え方でも寛容な政治であってほしいものです。


野々市のスイーツを巡ってみた。

一昨日天気もよくドライブがてら野々市方面まで行ってみました。石川県内はまだまん防の期間でまたまた延長になってしまい、夜呑みに行くこともまだ出来ません。お店も早めに閉めてしまい、夜の繁華街は薄暗い状況です。ふと甘いものでも食べてみようと気になっていたスイーツのお店に行ってみました。

野々市の図書館カレードの前です。外は肌寒かった・・お店の名前はBOO BOO BOOと言います。お店に行ってみたら三人くらいの女性グループがクレープを待っていました。しばらく待って自分も注文して番号札をもらい待つことしばらく・・

イチゴの果肉とチョコバナナのクレープが出来上がりました。580円でした。美味しかったです。その後・・・

多分石川県一番有名なジェラート店でしょう・・マルガジェラートです。次々とお客様が入っていきました。何しろ世界一になったジェラート店ですからね。

様々なジェラートが並んでいます。ショーケースを見るとジェラートの本場イタリアを連想してしまいます。

ピスタチオとイチゴのジェラートを注文。ピスタチオの方は豆の味というか濃厚な感じがしました。野々市はスイーツだけじゃなく飲食店もレベルが高いのですが、まん防でやっておらずなかなか紹介出来ません。早くまん防が解除されて欲しいものです。

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和倉温泉に行ってきました。

明けましておめでとうございます。と言っても二週間以上経ってしまいましたが・・w新年を迎えたと言うことで半年以上滞っていたブログを再開したいと思います。自分のお正月はと言えば仕事でして、しかも休みが妻と被らなくずっと一人だった為思い切って県民割を使って和倉温泉に行ってきました。宿はのと楽さんです。

客室はこんな感じです。アップグレードしてもらいました・・ありがとうございました。

窓から七尾湾が望めます。奥には能登島大橋も見えます。景色がいいですね。

温泉に入り、レストランへ・・オプションで船盛をつけました。のどぐろ、ばいがいもありました。ただ料理のお品書きがなくて何を食べたのか半分くらい分かりませんでした。これの他にフグ鍋も味わいましたが、写真を撮るのも忘れて食べていました。すいません・・w その後自分、妻とも疲れていたのか客室に戻ったらすぐ寝てしまいました。

泉の宿泊旅館はのと楽へ (notoraku.co.jp)


環境頼みの集客は弱い・・

こんにちわ。

実は自分は昨日の夕方に新型コロナウイルスのワクチン接種を終えました。

ワクチンはファイザー製だそうで思っていたよりも早くワクチンを接種できることになりました。

ネットビジネスで稼ぐにはㅤㅤ

集客ㅤㅤ

商品ㅤㅤㅤㅤ

販売ㅤㅤの三つから成り立っていると言っても過言ではありません

その中でも集客は一番重要なもので集客が出来ないと商品を作っても販売出来ないし、収益も上がりません。

この集客ですが、このコロナ禍で明暗が分かれる状況となっています。

まず今このコロナ禍で苦境に立たされているㅤㅤ

旅館、ホテルなどの宿泊業

飲食業ㅤㅤ

は集客をネットなりで行ってもこのコロナ禍で集客が出来なくなりました。

自分はこの苦境に立たされている業界のコロナ前の状況も含めて考えてみました。

考えてみればこれらの業界はお客様に動いてもらう量というかカロリーが高いように思います。

ホテルや旅館はお客様が遠いところまで旅行してもらわないと集客になりません。

飲食業もお店までお客様が来ないと集客になりません。ㅤㅤ

また宿泊業に限って言えば近くに有名な観光地、温泉がないとどう頑張っても集客は厳しいのです。

ㅤㅤ観光地でも出張で訪れるような有名企業の支社や工場でもない場所に宿泊施設をㅤㅤ建てても集客出来ないのです。

ㅤㅤこのことから言えているのは宿泊業や飲食業はどう頑張っても環境だのみの集客しか出来ない現状があります。

このコロナ禍大手の旅行会社や航空会社でも従業員の解雇や離職が進んでいるようで、現に昨今のニュースでANAは労組との交渉で今年の夏、冬のボーナス支給を見送ることで合意したようです。

このコロナ禍大手、中小企業問わず、環境だのみ、お客様に直接動いてもらうカロリーが高い業種ほど苦境に立たされています。

インターネットビジネスの利点の一つに商売圏の範囲の広さがあります。ㅤㅤ

このコロナ禍でリモートワークの推奨でも分かるようにネットでの集客はお客様に動いてもらう必要がありません。

環境にも影響されません。ㅤㅤ

しっかりした商品を作り、販売すれば日本全国どこに住んでいようが売上を出すことは可能です。ㅤ

ㅤ環境頼みの集客から抜け出して自分次第で集客して収益を出すことがネットビジネスでは可能なのです。

ㅤㅤ最後まで読んで頂き、ありがとうございました。もし副業について何か聞きたいことがあればメッセージを頂けると結構です。

稼ぐ力をつけないと生き残れないコロナ禍

新型コロナウイルスが今日も猛威を振るっています。

新規感染者数も一週間ほど前からピークアウトして下がり始めては

いますがまだまだ予断を許さない状況です。

このコロナ禍で国はリモートの推進をしていますが、飲食店やホテルで働く人にとってはリモートじゃ働けないので

そんなの関係ない!!

って気持ちだと思います。

まあそれを補うために国はやれGOTOトラベルやらGOTOイートやらの政策を実行したのですが、ホテルで働く人のTwitterを見ればこのGOTOトラベル観光庁の直属の事務局はパンクしていたようですし、感染状況によってコロコロキャンペーンを止めたり、動かしたりと現場は常に混乱していたようです。

このコロナ禍国内をみてもかたやリモートで自宅でのんびり働く人もいれば、飲食やホテルでお客様が来ない、来ないと悩んでいる人、路頭に迷っている人いろいろいるかと思います。現在の日本におけるこの対照的な状況を見て正直何か格差を感じてしまいます。

自分もリモートで働ける人を羨ましい、悔しいと思っていました。しかしちょっと自分を振り返ってみるとそれってリモートでも働けるスキルや技術を今まで身につけていなかったことに気づかされました。

残酷な言い方ですが、今コロナ禍で路頭に迷っているホテルや飲食店の業務って環境に依存しなきゃ集客出来ない業種です。この環境に依存しなきゃ売り上げ、利益が出ない業種っ自分も働いていましたが、偏見かもしれないですけど専門的なスキルや技術が低いのを環境でカバーしていただけだったのかもしれません。

例えば飲食業なら料理を作るのには専門的な知識が必要ですが、例えば配膳。お客様に料理を運ぶ、右から左に料理を移動する、注文を受けるのに専門的な知識とかいらないですし、小学生でも出来るかと思います。

あとホテル。宿泊業なら現在インターネットで入ってきた予約を専用のクラウドで一元的に管理していますし、チェックインもホテルによっては自動チェックインで人員が全くいらない状況です。


この二つの事例に共通して言えるのはそれほど個人に高いスキルや能力が必要じゃなくそれを環境に依存して集客なり、売り上げを上げていたってことだと思うのです。それがこのコロナ禍でその環境が壊されてしまいました。

ある時メンターの方にコロナの影響ってネットビジネスであるのかって聞いてみましたが、影響は全くなくむしろリモートの推進で以前よりも売り上げが上がっているようです。

さきほど書いたようにホテルや飲食、その他サービス業など環境に依存して集客、売り上げを出してきた業種はこのコロナ禍が終息しない限り前のように売り上げを出すことは出来ないです。

また厳しい考え方かもしれませんが、コロナ終息後のアフターコロナの世界では日本だけではなく世界中の人がホテルや飲食業、サービス業の専門性の低さ、弱さに気がついてその職種そのもの価値がコロナ前よりも下がっているような気がしています。

今このコロナ禍でこれらの業種に従事している人達に自分は一からネットビジネス、コンテンツビジネスを教えてスキルを身につけてそのスキルでこのコロナ禍を生きていく術にしてほしいと思っています。見通せないコロナ禍で思い切って新しいスキルや知識をみにつけ新しい一歩を踏み出す勇気が日本中いや世界中の人も求められているのかもしれません

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。ご意見、ご感想お待ちしています。

また次回の投稿でお会いしましょう。

読書の効用

みなさん。こんにちわ。今日は読書について語ろうと思います。いつもスタエフなりブログなり継続するうえでネタに困ることがあるかと思います。その時は一度立ち止まって読書をすることをおすすめします。読書をすればいろんな知識を吸収することが出来ますし、スタエフやブログのネタ探しにも役に立つと思います。例えば神様というキーワードがあったとしてそれを説明する場合、今読んでいる竹田恒泰さんの「天皇の国史」と言う本にこんな記述があります。古事記は冒頭で最初の神が成った様子を記すが、天地が現れる様子については何ら記述がない。他方キリスト教の旧約聖書は初めに初めに神は天と地を創造した。これによってキリスト教の世界観では「神 人 自然」という序列で誕生したのに対して古事記では自然 神 人という序列になるとという記述があります。これらの知識って神社とか説明する時とか日本の神様とかを説明する時のネタになると思いませんか?こんなネタを仕入れることが出来ればスタエフなりブログのネタを膨らましてより文章を書けるようになるんじゃないかと思うのです。

自分は最近Amazonのキンドルで三十分でも時間のある時は一時間でも読書をするように心がけています。知識を吸収するのはもちろん何か自分にとって印象に残った言葉や気になった言葉があれば、スタエフなりブログのネタになるかもしれません。とにかく書くネタがない、話すネタがないって悩んでいる人はとりあえず、読書をする習慣を身につけてみてはどうでしょうか・・?おすすめはAmazonのキンドルの読み放題です。読み放題に入っている電子書籍を書店で買おうと思えば多分千円以上かかりますが、Amazonのキンドルなら多分半年で四千円ほどで半年読み放題です。これによって四冊くらい読めば完全に元を取れますね。自分はもう二週間ほどで三冊ほど読みました。結構お得だと思います。何かAmazonの宣伝みたいになってしまいましたがwとりあえず読書する習慣をつけたい人は電子書籍を読む習慣づけみたいなのをしてみてはいかがでしょうか?アウトプットが出来ない、出来ないと悩んでいる人はとりあえずインプットしたものを真似てみるってのも一つの手かもしれません。今日はこの辺で・・ありがとうございました。

差という言葉

お久しぶりです。ブログ再開します。今日のテーマは差と言う言葉です。色々な言葉で使われますね。点差、格差、差別、偏差値・・見ない日はない日がないんじゃないかと思ってしまいます。

人生においてもいろんな場所で差と言う言葉に振り回されてしまいますね。小学校から高校受験、大学受験なら点差、偏差値なんてのはしょっちゅう振り回されるし、社会人になれば営業成績だなんだと他人との比較で差という言葉を使われることもあります。

コロナ禍で格差という言葉がコロナ前よりも何倍もクローズアップされています。飲食業や宿泊業、サービス業は売り上げが減って他の業種と収入格差がどんどん広がりつつあります。個々の競争も激しくなっており、ますます差と言う言葉に社会全体が敏感になっていくと予感しています。コロナ禍の社会はコロナ前よりもより自分の能力やスキルを厳しく見つめなおさないといけないと感じています。差をつけることは勝ち組、差をつけられることは負け組となりそうで、より厳しい時代になりそうです。

老害がなくならない理由

連日、連日政治のニュースを騒がしている菅総理の長男の問題。今日は山田真貴子内閣広報官が辞職しました。この問題。山田広報官プラス総務省の役人も問題ですがやはり張本人は菅総理の長男だと思います。

このニュースを思い出した言葉があります。それは「老害」という言葉です。何故皆さんは70歳や80歳を超えた政治家がこれほどイニシアティブを取れるのか考えたことがありますか?因みに中央の政界と石川県の政界の年齢を見てみます。

菅総理 72歳

二階幹事長 82歳

森元総理 83歳

谷本石川県知事 75歳

まあパッと上げてみればこんな感じです。麻生さんや石川県議会の重鎮も二階幹事長や森元総理と同年代ですね。何故この年代がこれほど力を持つのかというと一言で言えば若い年代に封建的な考えの元担ぎ上げる人間、イエスマンがいるからなのです。具体的にはこの若い年代の中心にいるのはこの年代の子供や孫たちなのです。

高度経済成長期この年代は経済が右肩上がりで石川県、全国問わず、社会的なインフラを整備すればそれなりに経済が周り、潤った時代を経験しています。その時に財を成し、成功した人がこの年代に多いような気がします。その人たちが政治や地域経済のイニシアティブを長年握り、石川県はじめ全国はこれまで突き進んできました。

その年代の子の年代が今三十台や四十代の働き盛りの年齢を迎えています。石川県の中小企業で事業の継承が行わるのも主にこの年代です。高度経済成長、バブルで財を成し、起業して軌道に乗り、会社が大きくなって子や孫に引き継ぐ。70代や80代の政治家が地方、全国問わず幅を利かすのは、その子供の年代の若手が血縁のお陰で今の経済的に優位な社会的地位をその地域で築いているからなのです。七十や八十代の地元の県議の選挙で若い人間が運動員として積極的に動いているのを見ますが、大抵の場合、その運動員の親もその年代でその候補者の支持者であり、その子たちはその親の事業を引き継いだ人間たちがほとんどです。それプラスその引き継いだ人間に雇われている会社の人間でウグイス嬢なり、運動員なりを回して選挙活動を行うのです。

最初の菅総理の長男の話に戻せば、何もしなくてもそのまま親の年代からお金なり、権力をその世襲なりで継承できるのです。その為自分で築き上げなくても最初から地域で社会的な地位を確立しているのです。長男はおそらく父親の忖度で今の会社における地位を確立したと考えています。そうでなければあのような風貌であの接待をすることはなかったでしょう。

世間一般で老害だ老害だと騒いでもまだ高齢者の年代が大きな力を握っているのはその高齢者を担ぎ上げる人間がその高齢者と子や孫といった血縁関係で結ばれており、批判することがしにくい地域社会になっていることです。地方の場合、多くの中小企業が世襲によって経営者が誕生し、その経営者が親の築いた地盤、地位をそのまま継承して地域経済のイニシアティブ、雇用を握っている場合があります。その為いつまでもその親の年代の七十代や八十代の政治家を担ぎ上げるのです。自分たちの地位は親のお陰の為批判が出ないプラス批判させないように地域の若い人間の雇用を権利を使ってその批判を封じ込めるのです。そして若くて優秀な人間はそのような世襲によって生まれた雇用の場が自分の出身地であれ嫌気がさし、地元を出ていくのです。老害と言われる問題は担ぎ上げる人間がその年代から何か継承しよう、もらおうと媚びを売ることを見直さない限り、なくなりません。ただ世襲はそれすらも全く出来ないのです。

コロナ禍の石川県知事の発言の裏にあるもの

昨日全国知事会が開かれたようですが、このコロナ禍における石川県の谷本知事の発言はいつのことながら国がどうたらでした。このいつもながらの国が発言批判もありますが、その発言には石川県の歴史と体質が色濃く出ている発言だと感じてしまいます。

石川県と国との関係を戦国時代から振り返ってみると、加賀藩を興した前田家は豊臣秀吉と徳川家康につき、120万石という大領を得ることになります。しかし外様大名ということで江戸徳川幕府から常に警戒され、監視の目にさらされることになります。その為前田家の歴代の領主はわざとバカな領主のふりをしたり、幕府に蓄財していると思われたくない為文化や芸術に多額のお金を使ったりして百万石を維持してきたのです。まあその文化や芸術が現在の金沢の文化や工芸の基盤になったわけですが、背景には常に幕府への警戒があったのです。

時は流れて幕末になったのですが、前田家は幕府側についていたのですが、幕府側の形勢が不利になると今度は調子よく新政府、長州側につき、日和見主義で新政府樹立後新政府から冷遇されてしまいます。しかも旧加賀藩の士族が紀尾井坂の変で大久保利通を暗殺してしまい、ますます石川は新政府から睨まれ、冷遇されてしまいます。

その後そのような中央の政府に冷遇されるような状況が続きましたが、石川県にとって幸運は戦災に遭わなかったことで石川県は焦土にならず、社会資本をそのまま使うことができ、古くからの建物がそのまま残り、それが今の金沢の観光の基盤になっているのです。

と石川県の歴史をちょっと振り返ってみましたが、戦国時代から石川県はその土地を守る為常に幕府なり、新政府なりの目を気にするような体質が出来上がったように思います。その為戦後、国と石川県を結ぶ国会議員の役割が重要になり、いかに石川県を政府から注目されるかに力を注ぐことになります。また常に幕府なり、新政府の目を気にする体質が上には従順のなるべきと言う封建的な考えが石川県民に根付くようになるのです。戦火を逃れたことがよかったですが、被害に遭わなかった為、戦争に対しての被害者意識がなかったことにより、政府の戦争責任を考える必要が希薄でその権力構造に疑問を持つことなく、建物と同じく戦国時代から続く封建的な考えも戦後そのまま残ったのです。

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戦後高度経済成長で石川県選出の国会議員はいかに国の予算なりを持ってきて地元のインフラを整備するのに躍起になります。しかも新潟出身の田中角栄首相が地元に上越新幹線を持ってきたことにより、石川県も新潟県のようになりたいと思い、「おらが村から総理大臣を」の掛け声の元、地元の国会議員を何度も当選させてとにかく長くやらせて自民党なり、政府で出世させ、地元により多くの国の予算や補助金を持ってこさせようとします。その結果誕生したのが森政権、そして北陸新幹線でした。

で最初の話に戻ると谷本知事のこのコロナ対策で国が、国がとことあるごとにいうのは石川県は常に国のご機嫌なりを伺い、予算を獲得してその立場を維持してきた背景があります。その為石川県はじめ県内の自治体は国からもらえるものはなんでももらってしまおうみたいな考え方があります。知事の国がどうこう発言は石川県の歴史と体質に裏付けれた発言なのです。知事自体も自分が国と石川県をつなぐ役割だけで27年もしてきた体質があるのでこのコロナ禍で国もどの対策がベストか分からない為結局福井や和歌山、最近の島根県のように独自の対応そのものを生み出すことが経験上できないのだろうと思うのです。今の石川県は過去の歴史に例えると幕末だろうと思い、自分の考えを持たずどこについていいのか分からずただ国の流れに沿ってコロナ禍を乗り切ろうとしていると言った感じでしょうか?