教えを乞うことそのものが甘いと感じてしまう。

bBearさんによる写真ACからの写真

毎日ネットで様々なセミナーや講座や研修の案内を見ます。四千円か五千円の講演会のチケットもあれば、二十万、三十万はたまた四十万のセミナーや研修会があります。話し方研修会、ライティング講座、カメラ講座、ホテルや旅館や専門の研修施設で泊まり込みの研修数えきれないほどあり、自分も受講したりもしました。しかしここ最近その研修やセミナーに懐疑的になってしまっています。と言うのも受講してそれがちゃんと客観的に見て自分の実力というかスキルアップになっているのか分からないことです。ただの自分の自己満足になっていないか、モチベーションアップにはなったけどしっかり結果に反映されているか評価が出来ないような気がしてしまいます。

プログラミングや先日行ってきた職業訓練校での溶接やCAD等の技術は教えてもらって初めて身につく技術ですが、自分は何かやる気とかモチベーションを支えるような研修に何十万を出すのは理解が進まなくなっています。これをすれば精神的に強くなってビジネスに役に立つ、管理職として成長できるとかじゃないような気がしてしまうのです。

過激な意見かもしれませんが、いるSNSでよく中小企業の経営者の方が色々なセミナーに参加して講師にのめり込んでいる見ることがあります。その姿を見る度に思ってしまうのは教えを乞い、何十万円もの高いセミナー代金を払って泊まり込みで合宿して講師に叱られる、怒鳴られるそのものが甘いんじゃないかと思い、お金を払って教えてもらうそのものが甘えのような気がしてしまうのです。個人的には自分がそのような教えを乞うことばかりしている経営者の従業員であったらその姿って何か滑稽というか威厳がないように思います。

自分は今何十万円もの高いセミナー代金も払う余裕もないし払う気にもなっていません。それよりも仕事の中で自分で経験して失敗して学んでいる人の方をセミナー等に熱中している人よりも尊敬します。それは実際過去の名だたる経営者の方々は誰かに教えを乞うて会社を大きくしたわけじゃなく自分が色々な経験の中で身に着け学び仕事に生かしてきたからだと思うのです。すぐセミナーや高い受講代金の研修に走るのってすぐ結果や答えを求めすぎような気がしてしまうです。セミナーや研修が全て悪いとはいいませんが、それそのものに依存してしまうのは何か違うような気がします。信じることと疑うことは五分五分でいいのです。高いセミナーや研修に飛びつく前に自分の今の状況の中で何か学ぶことができないか考えることが重要じゃないかと思ってしまいます。

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