GOTOキャンペーンの効果

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七月か八月辺りから始まったGo toトラベルキャンペーンももう三か月になろうとしています。ここではホテルから見たこのキャンペーンの印象について語ってみたいと思います。

観光地はともかくそれ以外の地域では宿泊客は増えていない印象

自分のいるホテルは観光地ではなく主に客層がビジネスのお客様が大半です。近くの大手建設機械メーカー、バス、トラックの工場がありコロナ前の宿泊客はその関連の宿泊客が大半でした。最近は北陸新幹線の建設工事に関わる宿泊が増えてきているように思います。この工事はコロナの影響はあまりないように思います。

 このGotoトラベルキャンペーンが始まってからコロナ前も利用してくれたホテルの常連客の皆さんがこのキャンペーンを利用して宿泊予約をするようになりました。しかし新規のお客様はやはりまだ目立った動きは正直見えてきていないように感じます。観光地以外での宿泊はビジネス中心でそれはGotoキャンペーンとは直接関係がなく現在行っている紙クーポンの配布などは毎回来られているビジネスの常連客の皆さんに政府がお小遣いを配っているようなイメージを持ってしまいます。まあこのコロナ禍でリスクを抱えて出張なりをしているので政府が経済活動を回してもらったお礼と考えれば何となく理解出来ないでもないように思います。

付け焼刃の政策だった為業務的に具体性と安全性が乏しい。

このキャンペーンホテルの業務的にはかなり負担が多く業務のスタンスを作るのにかなり時間がかかりました。とにかく事務局の説明が後手後手になっており、業務にあたるスタッフが理解するのに時間がかかった印象です。お客様に渡す書類の作成と記録、その時間と手間は個人経営での旅館ではちょっと厳しいかもしれません。この前旅館を営む老夫婦がこのキャンペーンに参画しようとしていましたが、パソコンも使えずどうしていいのか途方に暮れているのをニュースで見ました。事務局はその点をサポートできているのか疑問です。あと現在配布している紙クーポンなんですが、付け焼刃で作った為ホログラムなどがついておらず偽造される可能性が少なからずあるのではないかと心配しています。

もっとお客様にも利用店舗にも使いやすいキャンペーンになってほしい。

自分もこのキャンペーンにやっと慣れてきたところですが、まだまだ利用店舗もお客様も慣れていないように感じます。GoTo事務局には現場サイドの意見をよく聞いて再度マニュアルを作り直してほしいと個人的に思っています。

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