選挙で激戦が続く能登

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昨日行われた羽咋市長選挙は現職の不出馬によって新人同士の争いになり、自民党が支持した新人が現職が支持する非自民の候補を破って初当選しました。この羽咋市自民党の稲村県議に連なるグループと非自民の本吉県議に連なるグループが市長選挙の度に激しくぶつかってきました。今回の選挙も自民党が推薦した候補がわずか177票で勝ち、激戦でした。

 ここ数年能登では市長選挙や県議選で激戦が続いています。自分が印象に残っているのは一昨年の輪島市長選挙と去年の石川県議選鹿島郡選挙区です。

2018年輪島市長選挙

梶 文秋(現職)8,389票

林平 成人 (新人)  8,322票

2019年石川県議会議員選挙 鹿島郡選挙区

岡野定 隆志(新人)  5,180票

山田 省悟(現職)  5,154票

輪島市長選挙の票差は67票、県議選に至っては26票しか差がありませんでした。

背景にあるのは輪島の場合は産廃処分場で市が二分するほど揉めた事です。鹿島郡の場合は当選した新人が現職の非自民の国会議員の兄にあたることで現職の県議にひょっとしたら有権者がマンネリと言うか飽きが出ていたのかもしれません。

能登という地域は昔から保守地盤がやはり強く益谷秀次、坂本三十次、瓦力、稲村左近四郎と言った政治家を輩出しました。しかし近年は保守一辺倒だった政治体質も変わりつつあるんじゃないかと感じています。今回の羽咋市長選挙は久しぶりに自民党が市長の座を奪い返しましたが、次回はどうなるかわかりません。今月は七尾でも市長選挙が控えています。七尾市の場合市が作ったと言っていいパトリアが経営破綻してその責任を現職に問う意味を持つ選挙とも言えるかもしれません。能登の選挙の激戦を見ると能登の有権者は自民でも非自民でもどちらを支持していいのか迷っている感じを受けます。個人的に思うのはもう能登はインフラは作り尽くした感を受けます。能登大橋、のと里山海道、そして能登空港・・しかしそれが能登の経済に有権者が満足するほど効果を出していないのではないかと感じています。

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